VALUという疑似株式で個人も上場できる?

VALUは5/31に公開されて3週間ほどたつので、すでにニュースサイトや著名ブロガーの記事などでVALUについて、一通りの概要は理解されているのだと思います。

その前提で、私の視点でVALUについて考察した点を書いていきますね。

※6/7以降、VALUのサイトは平日9~18時しか閲覧できません。平日18時以降や土日しか閲覧できない方のニーズもあると思うので、なるべく画面キャプチャを掲載します。

※「VALUで稼ぎたい」という方は4.VALUで稼ぐには?から読み始めてください

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VALUって何?

株式会社が発行した株を市場で売買するのと同様に、個人が発行した株のようなもの(VALUという疑似株式)を市場で売買できるサービスのこと。

例えば、「○○ホールディングスの株式を1000株買った」のと同様に、「■■さんのVALUを1000VA買った」と、誰でもネット上から個人のVALUを買うことができます。

VA
疑似株式VALUの単位。株を1株、2株と数える
ように、1VA、2VAと数える。

 

VALUと株の違い

 

株と聞くとほとんどの方は「株を売買して儲けるんでしょ?」と思うかもしれませんが、売買差益の他にも株式を所有するメリットはいくつかあります。

株式を買った人(株主)は、持ち株比率に応じて会社の利益を「山分け」してもらうことができたり(=配当)、議決権を通じて会社経営に「口出し」することもできます。

一方、VALUはあくまで疑似株式。有名人の人気を売買するだけ。株のように会社の利益を配当というカタチで山分けされたり、経営に口出しすることはできません

そう、VALUは株に似ているだけで「投資」ですらないのです。

株のように「見返り」「リターン」「投資」などのキーワードを使って勧誘することも、法的には問題があるのではないかと専門家の間では議論がされているようですね。

VALUは株じゃないし、投資ですらないです。
だから「リターンがある」、「利益」、
「投資」などの単語を使って投資を促すと、
法に抵触する恐れがあります。

出典:MarketHack

 

VALUで資金調達はできるのか?

 

もともと株という仕組みが発行されたのは「会社が資金調達をするため

では疑似株式であるVALUは、株と同様、資金調達できるのでしょうか?

あなたが自分のVALUを発行し、他の人たちがあなたのVALUを買ってくれた場合、資金の調達はできます。

ただし、一般な通貨(日本円や米ドル)でなく、仮想通貨であるビットコインで集めることができます。

というのも、VALUは、現在ビットコインでしか売買出来ないからです。

 

VALUで稼ぐには?

 

株で稼ぐには、配当益(=インカムゲイン)か、売買益(=キャピタルゲイン)のどちらかを狙わなければなりません。

では、疑似株式であるVALUではどうやって稼ぐか?

前述したように、VALUには配当がありません

他人のVALUを保有していると、VALUER(≒株主みたいなもの)になれます。VALUERになると、配当の代わりに、限定公開コンテンツやその他特典(≒株主優待みたいな)がもらえます。しかし、配当益として、仮想通貨(ビットコイン)を受け取ることはできません。

では、VALUで売買益は狙えるのか?

これは狙えます。なぜなら、他人の発行したVALUや自分自身が発行したVALUを、譲渡することは認められているからです。

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VALUは指値で取引できる

株を売買する場合、「指値」「成行」という2つの注文方法があります。

成行注文
売買の成立を最優先。現在100円の株価
だった場合、成行注文を出すと、95円で
買えるか、105円で買えるかわからない。

指値注文
あなたが希望する価格で売買できる。

現在100円の株価で、100円の指値で
買い注文を出すと、100円以下でしか買えません。

間違っても105円とか110円で
買わされることはないのです。

買い注文の場合、指定した株価以下の
場合にしか売買成立しません

VALUは、原則、指値取引のみです。株でいう成行注文はありません。

買い注文と売り注文の価格と数量が一致しないと売買成立しません。

例を挙げてみます。以下はある人が発行しているVALUの板です。板とは売買の価格とその注文数を表示した一覧のこと。

※価格の単位は[BTC]、すなわちビットコイン。2017年6月のレートで1BTC≒300000JPY

あなたがVALUを買う場合を考えてみましょう。

まずどれくらいのVALUの売り注文がでているか確認します。

赤い枠線で囲ったところに注目してください。

0.369[BTC]で1[VA]

0.438[BTC]で1[VA]

0.439[BTC]で1[VA]

の売り注文が出ています。

この場合、0.439[BTC]で1[VA]の(指値)買い注文を入れると売買成立します。

でも、0.430[BTC]で1[VA]で(指値)買い注文を入れても売買成立しません。

なぜなら、指値注文なので指定した価格0.430[BTC]以下の売り注文がないため、売買が不成立となるのです。

VALUの売買手数料は?

株を売買した場合は、売買手数料がかかります。この売買手数料が証券会社の収入となるわけです。

同様に、VALUを売買した場合も売買手数料がかかり、VALUを運営している会社の収入となります。


出典:VALUの売買に手数料はかかりますか?

 

VALUの取引時間帯

VALUは平日9時~18時以外、売買どころかサービスも利用できません。

日本の株式市場が開場しているのは、平日の朝9時から11時30分まで(前場)と12時30分から15時まで(後場)。基本的に売買注文が成立するのはこの時間帯のみです、平日の15時以降や土日にも、売買注文は出すことができます。

例えば、日曜の19時に買い注文を出した場合、翌月曜日の朝9時以降に出ている売り注文とぶつかった場合、取引が成立します。

一方、疑似株式であるVALUは平日9時~18時のみ。この時間帯以外は、売買注文の発注はおろか、VALUのWebサイトにログインすることすらできないのです。

出典:サービス夜間休止につきまして

理由は、セキュリティ強化のためとされています。

4年ほど前に、仮想通貨ビットコインの取引所がハッカーにより多額の資金盗まれ倒産した事件がありました。いま、仮想通貨が絡むビジネスは過剰な投機マネーが流れ込みハッカーの格好の餌食となっているため、セキュリティ上の理由で、営業時間を限定しているようですね。

 

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