船橋駅の居酒屋の客引きを禁じる条例・違反行為

繁華街をウロウロしている通称:客引き。キャッチ、カラス、ポン引きなどとも言われます。いずれも、かなりのネガティブな響きですね 笑

客引きに対して、少なからず嫌な思いをされた方はネガティブなイメージを持っているでしょう。一方、客引きに道案内してもらったり、親切にされた経験がある方は、そう否定的でもなかったり。

今、船橋市では、この客引き行為等(勧誘含む)を取り締まるための条例制定に向けて動いています。

条例
地方公共団体が、国の法律とは別に、地方自治法の規定に基づき制定している自主法。
条例の制定・改廃の議決は、議会の出席議員の過半数で決定される。
参考:Wikipedia

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客引き行為等とは?

 

客引き行為等とは、客引き行為と勧誘(スカウト行為)に分けられます

ほとんどの人が一度は経験しているであろう客引き行為ですが、条例制定を見据えて厳密に定義するとどうなるのでしょうか?

ひと言でいうと、不特定多数の人に営利目的でサービスの営業活動を行うこと

例えば、JR船橋駅の南口などに、飲食店のメニュー表やタブレット端末などを片手にウロウロしているお兄さん達のことですね。

数人組の団体客を見ると「居酒屋いかがですか?」「カラオケ行きませんか?」と言って声をかけているあの人たちです。

 

続いて、勧誘。これは、スカウト行為など仕事仲間を募集することにあたります。

勧誘は、主に女性などをキャバクラのホステス等にスカウトする行為のことです。

 

現在の船橋市の規制範囲

 

現在は、船橋市において上記「客引き行為」「スカウト行為」を禁止する条例はありません。

船橋市で有効なのは、千葉県全域で施行されている「迷惑防止条例」です。

この迷惑防止条例が規制しているのは、風俗店やキャバクラへ男性を客引きしたり、女性をスカウトする行為のみ。

つまり、通常の居酒屋などへの客引きは条例で禁止されていません

 

新たに規制しようとしている範囲

 

平成29年度の第2回 定例会で新たに制定しようとしている「船橋市客引き行為等防止条例」は、今まで規制できなかった通常の居酒屋・カラオケなどに対しても規制をかけるのが狙いです。

今までは、千葉県の「迷惑防止条例」でキャバクラや風俗店などの客引き・スカウト行為のみが規制対象で、普通の居酒屋ややカラオケ店はよほど執拗な客引きを行わない限り黙認されていたのです。

新しい条例案が通ると、今後は居酒屋・カラオケへの客引き等も規制対象に入るのです。

例外として、「自店舗前での不特定の方に対する案内等は、規制の対象外」とされていますが。

 

客引き行為でどんな苦情や事故が起きている?

 

新たに規制するということは既存の仕組みに問題があるハズ。

では現在の船橋市において、居酒屋やカラオケなど客引きが野放しになっていることでどんな苦情や事故が起きているのでしょうか?

上記は、船橋市で平成29年3月29日(水曜日)から平成29年4月28日(金曜日)まで、約1か月にわたり募集された市民からのパブリックコメントからの引用。

29件のうち圧倒的に、客引きを迷惑と考える人が多数で、客引きが必要だという人はわずか1人。他の方も何となく客引き行為を迷惑だと感じている人が多いです。

確かに女性や子供は、獲物を狙う目つき(かどうかわかりませんが・・・)メニュー表やタブレットを持っているお兄さん達に、寄ってこられ声をかけられるのは、不快でしょうし、場合によっては恐怖心すら覚えるかもしれません。

市民の声も「客引き=迷惑」という声が多数なので、このまま「船橋市客引き行為等防止条例」を制定させるのが大義面分もあり、何となくよさそう。

 

本当に迷惑行為なのか?恩恵を受けてる人はゼロ?

 

果たしてこのまま「船橋市客引き行為等防止条例」が制定されて、本当に市民のためになるのでしょうか?

この条例の反対派(何が何でも強硬反対派から、どちらかと言えば反対という軟弱派も含めて)の意見を集めてみました。

出典:(仮称)船橋市客引き行為等防止条例(案)骨子に対する意見募集(パブリック・コメント)の結果について

以下、何点か引用します。

この条例は不要と考えます。発生するコストが税金の無駄遣いとなる。駅前ど真ん中に警察署があることの方が景観を崩し、迷惑です

かなりの強硬反対派。税金の無駄遣いとまで言い切っています。
条例や警察署と言った「権威」に対して強い拒絶反応を示す人もいるという例ですね。

 

罰金を取る人に強い権限を与えないと役に立たない条例になります。(現状、路上喫煙2,000円の罰金取っているところ、見たことありません。

条例作ってもどーせ取り締まらない”使えない条例”なんでしょ、という意見。
船橋市では「船橋市路上喫煙及びポイ捨て防止条例」という条例が施行されていますが、確かに一度も取り締まっている場面に出くわしたことがありません

 

他にも僕の周りの友人知人から聞いた意見では、

客引きがゼロになると街がさみしくなる。一定数は居た方が街が活性化するのではないか。

街の活性化まではいかないにしろ、ジャマにならない程度に数人客引きがいた方が、にぎやかな気はしますね。

 

土地勘のない場所、10人くらいの大人数、酔っぱらってGoogleで検索するのが面倒くさい時は、客引きの人がいてくれると便利

知らない土地や、スマホで地図を調べるのが面倒くさい!というときは、客引きにホイホイついていくと便利。もちろん、客引きにいくばくかマージンを払うことにはなりますが。

 

パブリックコメント29件!何か裏があるのか?

 

通常、パブリックコメントというのは、1か月2,3件だそうです。

今回の「船橋市客引き行為等防止条例」に対しては、1か月29件と、通常時の約10

こんなに突出しているのは、めちゃくちゃ市民の注目度が高いのか、それとも何らかの理由があるのでしょうか?

「船橋市客引き行為等防止条例」だけが、通常の案件に比べて注目度が飛びぬけて高いことはなさそうです。

なぜなら、パブリックコメントの収集方法も、通常と同じく船橋市のホームページで告知しているのみだから。

では、なぜ通常の10倍ものパブリックコメントが集まったのでしょうか?

 

市役所からパブコメ記入をお願いしていた?

 

※ここから先は、証拠を提示できない事情があるため、信じるも信じないもあなた次第。ということを了承いただいた上でお読みください。

 

通常の10倍のパブリックコメントを集めたのには裏があります。

実は、市役所から商店街連合に、パブリックコメントを積極的に記入するよう協力要請していたそうです。

なぜ、商店街連合に協力要請するのか?というと、客引き行為のせいで、一番不利益を被っているのが地元商店街の人たちだから。

通常、JR船橋駅前で客引きをしているのは、大手飲食店チェーンの客引き・スカウトマンたち。

地元商店街の個人経営の飲食店は、客引き用の従業員を雇用できるほど人材の余力がありません。

このまま客引き行為を野放しにしておくと、大手飲食店チェーンだけが恩恵を受け、地元商店街の飲食店はますます利益を奪われかねない。

そのため、条例によって、大手飲食店チェーンの客引き行為を禁止にして、建前上は「市民も客引き行為に迷惑している」というもっともらしい理由で条例を可決させよう!

これが、事の真相です。

 

ティッシュ配りやナンパはOK?

 

この「船橋市客引き行為等防止条例」が制定」されれば、駅前や繁華街で居酒屋やカラオケの客引きもNGとなります。

では、繁華街等でよく見かけるティッシュ配りは規制の対象となるのでしょうか?

ただ、ティッシュ配るなどの販促行為、看板を持っている、八百屋みたいに「いらっしゃ~い」と声を出す行為が、エスカレーションすると「客引き行為」とされ規制されるようです。

具体的には、

 

ただティッシュ配ってるだけ ⇒ OK

ティッシュを配ったことをきっかけに、通行人と並進して会話のキャッチボールをする ⇒ NG

 

「ただ今の時間、ビール1杯280円!」 ⇒ OK

「あの○○○という焼き鳥屋、ビール1杯280円」と具体的な店名を出す ⇒ NG

おとり捜査をする私服警官などは、呼び込みの兄ちゃんに声をかけさせ、具体的なサービス名や飲食店名を出した瞬間に、待ってましたとばかりに現行犯逮捕して取り締まりしているそうです。

他にも、美容師さんなどが行う無料のカットモデル募集なども客引き行為に設定している自治体もあります。

ではパートナーとの出会いを目的としたナンパはどうでしょうか?

ナンパ行為は、客引き行為や勧誘には当たらないとされています。

ただ、嫌がっている相手に対してひつこく声をかけたりすると、ストーカー行為として他の法律で処罰される可能性があるとのこと。

お互い合意の上なら、ナンパも友達の紹介や合コン、インターネットのマッチングサービスと同様の単なる出会いの手段として引き続き市民のみなさんが利用できそうです 笑

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最後にもう一例。時折、露頭で見かける聖書をもった外国人が、宗教などに勧誘してくる行為についてです。

これはネットで法律や条令、事例を調べたのですがほとんど情報がありませんでした。

アレフ(旧オウム真理教)などの街頭勧誘を取り締まる際に、刑法第223条の強要罪を適用したケースが唯一見つかりました。

 

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